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「天は二物を与えず」に、
逆行する洗濯機。
心の安寧は、イケメン芸能人のゴシップニュースです(?)
「天は二物を与えず」
僕が一番安心する言葉です。
そんな素晴らしい格言に逆行しようとしているドラム式洗濯機が、2026年10月に発売されます。
TW-137XP6を筆頭とした、東芝のZABOON三機種です。
TW-137XP6(426,800円前後)/TW-137XH6(382,800円前後)/TW-137XM6(338,800円前後) ※いずれも想定価格
「安くて(?)」「安心できる」けしからんZABOONシリーズ。今回は、「電気代」と「使いやすさ」が順当進化しました。
※パナソニックの新型、LXのFシリーズの記事も書いています。→ 今度のパナソニックのドラム式洗濯機はやばい…?
特許技術の「ウルトラファインバブル洗浄」と、脅威の「値引き」ができることで有名(?)な東芝。僕が注目したポイントは3つです。
| 注目ポイント | 判定 | ひとこと |
|---|---|---|
| ① 電気代の低下 | ◎ | ついに日立を抜いた |
| ② おしゃれ着洗剤と漂白剤が自動投入に | ◎ | パナソニックを追撃 |
| ③ 対応防水パンのサイズが変更 | △ | 520mm → 540mm |
ピンクはポジティブ。青紫は注意です。
東芝の、長年の弱点でした。
ドラム式洗濯機を買う大きな理由の一つが、“電気代が安い”こと。
基本、洗濯機は毎日使うものですから、電気代を少しでも安くできるのは嬉しいですよね。
しかし、東芝は電気代に難がありました。
人気3メーカーと比較すると、、、
| 機種(2025年モデル) | 1回 | 6年間 |
|---|---|---|
| パナソニック NA-LX129F | 24.8円 | 54,300円 |
| 日立 BD-STX130M | 35.6円 | 78,100円 |
| 東芝 TW-127XP5 | 41.2円 | 90,300円 |
洗濯〜乾燥1回あたり。電気代31円/kWh・1日1回・6年間で計算。
大敗北
明らかに東芝が一番高いです。
電気代が高騰している昨今。できるだけ、電気代は安く抑えたいところ。
2026年の東芝は、そんなことはお見通しだったみたいです。
新型モデル(TW-137XP6)を見てみると、、、
| 機種 | 1回 | 6年間 |
|---|---|---|
| パナソニック NA-LX129F | 24.8円 | 54,300円 |
| 東芝 TW-137XP6(新型) | 35.3円 | 77,400円 |
| 日立 BD-STX130M | 35.6円 | 78,100円 |
| 東芝 TW-127XP5(旧型) | 41.2円 | 90,300円 |
ありがとうございます(?)
旧型から12,900円安くなり、日立を679円だけ抜いちゃいました。
流石に、王者パナソニックには23,100円届きませんでしたが、、、
でも、業界の王者を簡単に追い越せてしまったら、張り合いがないですよね(?)
なぜ減ったのか。東芝は「乾燥風路の最適化」「温風の吹き込み口の拡大」「新型送風ファン」を刷新したと説明しています。どれがどれだけ効いたかまでは書かれていないので、おそらく、、、としか言えませんが、乾燥まわりを丸ごと作り直した結果、消費電力量が14%減った、と読むのが素直だと思います。
ちなみにこの電気代、一番安いTW-137XM6(338,800円)でも同じです。3機種とも、乾燥の中身は変わりません。
今回の進化は、明確な“電気代が高い”というマイナス要素を払拭した、順当進化といえますね。
明確にパナソニックを追ってますね。
今まで、パナソニックのみが行えたおしゃれ着洗剤と漂白剤の自動投入ができるようになりました。
※パナソニックが2023年10月に業界初として発売。3年間、他社にはありませんでした。
自動投入って、買う前はあまり期待していない人が多いんですが、使うといかに一回一回洗剤を入れる作業がだるかったのかということに気付かされてしまいます。
うちの母も、最初は自動投入に懐疑的でしたが、たぶん彼女は毎回洗剤を入れる生活には戻れませんよ(?)
そんな自動投入に骨抜きにされた人間が、おしゃれ着洗剤や漂白剤を“使うときだけ”毎回入れなきゃいけない事実に気づいたとき、どう思うでしょう?
“めんどくさ”
ですよね。
洗剤・柔軟剤・漂白剤を手で入れると、1回あたり平均63.77秒。1か月毎日洗うと31分53秒。
(パナソニック調べ・100名を対象にした実測)
中途半端に自動投入ができるからこそ、不満に思ってしまうという謎現象が起きてしまうんです。
人間って愚かですね(?)
だからこそ今回の進化は、完全に洗剤を入れる作業をなくした、最高で最悪の進化といえるんです。
ちなみに追いついたと思ったら、パナソニックは同じタイミングで、もう一歩先に行きました。→ Fシリーズの記事
これは注意ポイントです。
特に2021年〜2025年のモデルから買い替える方には注意が必要です。
設置可能防水パンが、以前のモデルは“奥行内寸520mm以上”でした。
今年の新モデルからは、“奥行内寸540mm以上”に変更しています。
公式で「従来製品から総外形寸法を変えることなく」と記載があるため、分かりづらい、、、
“今までのモデルが入ったら大丈夫”と思っている方ほど注意です。
ドラム式洗濯機の返品理由で多いのは、なんだと思いますか?
それは、“設置場所とドラム式洗濯機のサイズが合わない”です。
せっかくドラム式洗濯機が家についたと思ったら、すぐ返却なんてなったら情緒おかしくなりますよね。
ドラム式洗濯機を買う過程の中でサイズを調べたりするのは、いい感じにめんどくさい部類です。
買い替え前に、防水パンの奥行内寸をメジャーで測ってください。540mmあれば置けます。
特に防水パンだけは、気をつけましょう。
新型ZABOONの情報を調べ始めた方へ。
気づいちゃいました?
新型、めちゃくちゃ高いです。
あれ、ZABOONシリーズ安いって言ってなかった?
言ってましたよ。「安い(?)」ってね。。。
茶番はさておき、東芝が安いって啖呵を切ったのは、2つの理由があるからです。
なに当たり前のことを言っているんだよ。と思うかもしれませんが、パナソニックや日立は、基本は値引きできないのです。
2社に関しては“メーカー指定価格”とその名の通り、メーカーが値段を指定しているため、量販店は価格をいじれないのです。
※細かく言うと、“量販店値引き”ができないです。値引きについては、僕の記事を確認してみてください。
対して、東芝は“メーカー指定価格”を決めていません。そのため、量販店は値段をいじり放題なのです。
そもそも次のモデルが出る来年10月に向けて、価格が落ちていくからです。
旧モデルの発売時と、現在の値段を比較してみましょう。
| 旧モデル | 発売時 (2025年10月) | 現在 (2026年9月) | 下落率 |
|---|---|---|---|
| TW-127XP5 | 404,800円 | 179,099円 | 55.8% |
| TW-127XH5 | 371,726円 | 169,281円 | 54.5% |
| TW-127XM5 | 286,464円 | 152,000円 | 46.9% |
価格.com調べ。発売時は価格登録開始時の値、現在は2026年9月4日時点の最安値。
もはや怖すぎです。
TW-127XP5に関していえば、下落率55.8%。
これはやってます。
「値引き」と「価格の下落率」の2点から“安い(?)”といえる東芝ZABOONですが、2つほど注意点もあります。
僕が提示した価格は、“ネット販売店”です。価格が安い販売店ほど、初めて聞くようなところばかり。
商品は安くても、配送料が高かったり、配送方法が杜撰で故障してしまったり、ということもあります。
“安かろう悪かろう”です。高い買い物だからこそ、慎重にいきましょう。
特に実店舗は。
8月、9月あたりになると、買い時を見つけに目をギラギラさせた人がちらほら売り場に現れます。
新商品の発売日の戦いに参加する方は、“覚悟”を決めましょう。
電気代が安くなり、自動投入が増えたり、“対パナソニック”の意思がバリバリ伝わってくるZABOON。
「値引き」や「価格下落」など考えることは多いですが、“安くて”、“安心できる性能”を持つドラム式洗濯機であることは間違いありません。
※電気代は消費電力量(各社カタログ値・洗濯〜乾燥)から、電気料金目安単価31円/kWh・1日1回・6年間で計算した概算です。使用条件により変わります。
※本体価格は価格.comの掲載価格(2026年9月4日時点)です。価格は店舗・時期により異なります。新型の価格は発売前の想定価格です。
※本記事は発売前に、各社の公式カタログ・プレスリリースをもとに執筆しています。実機の使用感は含みません。
※「ウルトラファインバブル」は一般社団法人ファインバブル産業会の登録商標です。
ドラム式洗濯機シリーズ
1台を選ぶのに必要な話を、テーマごとに分けて書いています。
今後、洗浄方式・ランニングコスト・お手入れの記事を追加していきます。
元家電量販店のメーカー販売員が、値引きの仕組みを全部書きました。
値引き記事を読む